世界脳週間2004 京都講演会

ようこそ脳科学の最先端へ 

 

開催趣旨:脳科学は21世紀自然科学の柱の一つです.脳科学の重要性,脳研究のおもしろさを伝えるイベントが世界脳週間として全世界で行われます.日本の各地でも世界脳週間のイベントが企画されています.その一環として,次世代を担う高校生に脳の面白さを伝えるために講演会を企画いたしました.講演会は京都市堀川高校の人間探究科・自然探究科の特別授業として行われますが,他校の生徒,一般の方々の御来聴も歓迎します.また中学・高校の教員の皆様にも是非御来聴いただき,最新の知識を教育に生かして頂きたく存じます.

 

平成16年4月24日(土)13:30〜16:45,京都市立堀川高等学校

「脳のはたらきと記憶」 平野丈夫 (京都大学大学院理学研究科教授)

司会:外山敬介 (京都府立医大名誉教授・島津製作所基盤技術研究所顧問)

「脳の作動原理を見つけに行こう」 金子武嗣 (京都大学大学院医学研究科教授)

司会:篠本滋 (京都大学大学院理学研究科助教授)

主催:   脳の世紀実行委員会(脳の世紀推進会議としてNPO法人申請中)

代表者: 京都神経科学グループ 篠本滋 京都大学大学院理学研究科助教授 外山敬介 京都府立医科大学名誉教授・島津製作所基盤技術研究所顧問

外山先生が平野さんを紹介.ほんとに最近人をほめるのがうまくなったなあ.

神経科学入門から神経可塑性の最新研究まで1時間で到達.

前庭動眼反射,やってみましょう.

生徒たちも「ううむ,なるほど」.

篠本による金子さんの紹介.(いつもどおり)型破りな紹介に,皆あきれかえっています.

「こいつう,」と仕返しを心に誓いつつ,話している金子さん.

古代から現代までの歴史,たいへん興味ある資料を準備して頂きました.

熱心に質問する生徒.

 

京都新聞の報道

Kyoto Shimbun 2004.04.24 News



 脳研究の面白さ重要性伝える
 堀川高で講演会

 脳研究の面白さや重要性を伝える講演会「ようこそ脳科学の最先端へ」が24日、京都市中京区の堀川高校であり、生徒や市民ら約300人が研究者の話に聞き入った。

 「世界脳週間」(3月10−16日)に合わせ、「脳の世紀推進実行委員会」が全国13カ所で取り組んでいる。京都では京都大や府立医科大の研究者でつくる「京都神経科学グループ」が開いた。

 平野丈夫・京都大大学院理学研究科教授は「脳のはたらきと記憶」をテーマに講演した。神経細胞間で情報の伝達を行う部位「シナプス」の役割や意義について、マウスを使った実験などを紹介しながら説明。「脳の研究は、人のより深い理解につながる」と述べた。

 続いて金子武嗣・京都大大学院医学研究科教授は「脳の作動原理を見つけに行こう」をテーマに話した。

写真=脳研究の面白さを高校生らに伝える平野教授(京都市中京区・堀川高)

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