世界脳週間2002(主催:脳の世紀実行委員会)

京都講演会

 ようこそ脳科学の最先端へ

 

開催趣旨:脳科学は21世紀自然科学の柱の一つです.脳科学の重要性,脳研究のおもしろさを伝えるイベントが世界脳週間として全世界で行われます.日本の各地でも世界脳週間のイベントが企画されています.その一環として,次世代を担う高校生に脳の面白を伝えるために講演会を企画いたしました.講演会は京都市堀川高校の人間探究科・自然探究科の特別授業として行われますが,他校の生徒,一般の方々の御来聴も歓迎します.また中学・高校の教員の皆様にも是非御来聴いただき,最新の知識を教育に生かして頂きたく存じます.

 

日時:      平成14年4月20日(土)13:30〜17:00

会場:      京都市立堀川高等学校

              京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622−2

 

プログラム

 

13:30〜15:00  ヒットは脳で打つ − イチローに見る脳科学

外山敬介 (京都府立医科大学名誉教授・島津製作所基盤技術研究所顧問)

司会:木村實 (京都府立医科大学医学部教授)

 

15:30〜17:00  ネコになった漱石−脳科学が拓く新しい人間観

中村光世 (関西大学文学部哲学科非常勤講師)

司会:篠本滋 (京都大学大学院理学研究科助教授)

 

主催:      京都神経科学グループ・脳の世紀推進実行委員会

代表者:   篠本滋 京都大学大学院理学研究科助教授

外山敬介 京都府立医科大学名誉教授・島津製作所基盤技術研究所顧問

共催:      京都市立堀川高等学校

後援:      京都市教育委員会

 

問い合わせ先:       京都大学大学院理学研究科 篠本 滋 

電話:075-753-3778 FAX:075-753-3819

 

写真集

篠本「オープニング:京都神経科学グループとは」

外山先生の紹介をされる木村先生

外山先生「イチローの活躍を支える脳神経系:視覚,判断,運動制御」「やる気,集中力,リラックス,」

機械と機械油の比喩でわかりやすく.

質問があります.

「胎教で天才ができるんですよお,,出来るとしてですね,,.」

「5歳にして神童,20歳にしてただの人,というのはいくらでもいるんですね.努力無くして天才は出来ない」

「入学試験を通過して大学に入ってもそのあとうまくいかない人というのがいるのですね.もっと自然に豊かに育ってほしい」と,篠本の説教.脳の話ではないなあ.

幻肢,分離脳,など,近代人間観の改訂をせまる事実について話す中村さん.

質疑応答,高校生よりもこちらのほうがカルチャーショックを受けています.

花束贈呈.

翌日の朝日新聞に載った記事.