--- 第18回
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演者:青柳富誌生氏(京都大学大学院・情報学研究科)
題目:同期発火をめぐる諸問題 −その生成機構と機能的役割−
日時:2004年5月11日(火)午後 2:30-6:00
場所:京都大学基礎物理学研究所・研究棟K206
セミナー開始時点では外山先生がまだいなかったため,とても元気です.「物理学者にとって古き良き時代の理論」=連想記憶モデル?(篠本は異議あるけど)
同期発火はどのように作られるか,そしてそれはどのように情報処理に用いられるか? 脳内同期現象の例.同期現象を起こす神経機構の理論づくりの説明.
若者もたくさん参加しています.やはり外山,篠本空間だけ異様な感じですね.
青柳:「同期入力は抑制結合の効果を弱めて,連想記憶を次の記憶に移動させるのです」
外山:「擾乱としての役割しかないなら同期というのは意味が無いね」
青柳:「でも難しいんですよ」
外山:「何でも難しいんだが,レベルの低いチャレンジはいけない」
青柳さん,おつかれ様でした.
アフターセミナー夕食会では若者多数参加.若者の自己紹介のたびに外山,篠本がコメントを差し挟んで
若者たちよりにぎやか.チャットでは珠玉の外山語録が立て板に水を流すように出てきました.
「青柳さんが志を持つことは大切だ.ただし責任のない志は看板にすぎない」
「桜井さんはチャレンジングだ.ただしこれはサクセスフルという意味ではない」
「篠本さんはまちがいのない仕事はしている.ただしそれが意味のある仕事だとは限らない」