--- 第13回 --------------------------------------------------

河野憲二氏(京都大学医学研究科)「視覚的眼球運動制御の神経機構」

2003年5月13日(火)午後2時40分より午後6時まで 場所:京都大学基礎物理学研究所,湯川記念館 YH212(小講義室)

外山先生のご指名で,産業技術総合研究所より京大医学部にご異動の河野さんにお願いしました.京都大阪は脳神経研究者の巣になってきましたね.これからも,にぎやかに楽しくやりましょう.

外山先生が東大医学部伊藤研助教授の頃,河野さんは脳研の大学院生だったそうです.大変な青春だったでしょうなあ.

運動制御最終段ではx,y表示のコーディングになっているんだ.へええ,うまくできています.

今回のキーワードは舌をかみそうな「オプトキネティック・ニスタグマスoptokinetic nystagmus」.さてOcular followingとsmooth persuitの違いはなにか.視差による vergence eye movementがニューロン出力の単純な足し算で表される? それが事実なら理論はいらんなあ.

外山:(無数の質問をした後に)「あの,えーと,質問していいですか?」

篠本:「外山先生,これまでの人生で,質問したらいけないと思ったこと,あるんですか?」

大変盛況でした.